杉山歯科医院 審美 インプラントセンター

プロビジョナルクラウンシステム

診断システム プロビジョナルクラウンシステム

プロビジョナルクラウンは、解りやすく言うと仮の歯のことです。何で仮の歯がいるのでしょうか?

インプラントの周りの歯茎の形を作る

インプラントの周りの歯茎のラインや、歯間乳頭と言う歯と歯の間の尖った歯茎の形は、プロビジョナルクラウンによって誘導されます。インプラントの上の部品を外してしまうと1日もしないうちに歯茎がよってきて、その形が変わってしまうので、歯茎にはインプラントを覆うような力が働いていることになります。プロビジョナルクラウンの歯茎にあたる部分は、歯茎に広げる力を加えることになります。二つの相反する力の拮抗点が、歯茎のラインとして現れてきます。

 ですから、プロビジョナルクラウンの歯茎にあたる部分の形を膨らませれば、歯茎のラインの位置は歯の根元の方に動きますし、逆に凹ませればそのラインは歯の方向に動きます。そのようなプロビジョナルクラウン側の圧迫する力をコントロールする事によって、歯茎のラインの位置や形を調整していきます。歯茎の量やインプラントの埋入条件によって、プロビジョナルクラウンの歯茎にあたる部分の適正な形は変わってくるので、微妙な調整が必要です。

 また歯間乳頭の部分は、歯茎をプロビジョナルクラウンによって、押し上げて作るのですが、隣が自分の歯なのか、インプラントなのかによって調整方法は変わってきます。

 歯茎を押す部分の形は、歯科技工士さんが模型上で理想的に作ったとしても、口腔内で歯茎の状態に合わせて調整しなくてはなりません。既製品や、一発勝負で形を作っても、歯茎の薄い日本人では満足のいく結果は出しにくいので、そのたたき台となるプロビジョナルクラウンは不可欠です。どのように模型上で形をつくるのか、また口腔内でどのように調整するのか、そのやり方がシステムとなっています。

インプラントを支える骨のウォーミングアップ

インプラントは埋入したあとは、粘膜の下にあって咬む力は伝わっていません。ですからインプラントの周りの骨は、まだ咬む力を支えるためには十分な状態ではないので、ウォーミングアップが必要になります。実際にプロビジョナルクラウンをつけると30%ぐらいの割合で、噛むと違和感がでる場合があります。その場合は、いったん噛み合わせを少し弱くなる様に調整しなくてはなりません。人間の骨は、過度な圧力がかかると吸収してしまうのですが、適度な圧力であれば、それを支える様に増強してくれます。だいたい一ヶ月程度すると周りの骨もしっかりしますので、ちゃんとした噛み合わせが作れる様になります。もし最終的な冠をいれてしまうと、噛み合わせは弱いままの状態ですから、しっかりと噛めない状態のまま使い続けることになってしまいます。

噛み合わせの確認

インプラントは歯の無いところに入れる訳ですから、最終的には噛み合わせを回復することが目的になります。1〜2本程度の小さな範囲だけの治療ならさほど問題にはならないかも知れませんが、噛み合わせ全体の調和を回復する場合には、プロビジョナルクラウンによってしっかりとした噛み合わせをつくり、調整する必要があります。特に奥歯が無いような状態では、プロビジョナルクラウンを入れる前と、後では顎のかみ合う位置が変わる場合もあります。顎の位置がずれたまま噛み合わせを作ってしまうと、肩こりなどの様々な問題が生じる事もありますので、慎重な対応が必要になります。
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