私のインプラント治療の技術を伝えるための講演やセミナーで、国内だけでなく韓国、台湾へも出かけています。それに伴い、診療日が不規則になってしまい、大変ご迷惑をおかけしております。
現状のインプラント治療は、北米やヨーロッパが主導権を握っています。しかし、そのコンセプトや技術は、直接日本人に応用するのには無理があります。なぜなら欧米人と日本人、アジアの人を比較すると骨格や粘膜の厚さが違うからです。日本人、アジア人の骨や粘膜は薄く、独自のコンセプトと非常に繊細なテクニックが要求されます。アジア人の、アジア人による、アジア人のためのテクニックとコンセプトが必要です。現状でも、韓国や台湾のインプラントの普及率は日本よりも高い印象を受けます。特に韓国では、より高度な治療を要求されているようです。
私のコンセプトと技術は、日本人の患者さんから生まれたものですし、韓国や台湾だけでなくシンガポールや上海の歯科医師も、非常に強い関心を示しています。私は、それをアジアを足がかりとして、世界に向けて発信したいと考えています。皆様のご理解をいただけると幸いです。
今後とも、一人一人の患者さんを大切にして、誠実、正確、そして、きれいで長もちする、丁寧な治療を心がけたいと思っております。
院長 杉山貴彦